本屋で面白い本を見つけた。
それは例えば黒猫が横切ったらアンラッキーとかいう言い伝え?の色々な前兆について絵で説明している本だった。

ちなみに黒猫のこの例の事は書いて無かったのような?
私は黒猫じゃなく白猫バージョンも聞いた事がありますが、猫は日常にいるので気にした事ありませんが、
たまにあまり起きない事で、これは何かのメッセージ?と思う事はある。 

私にとって思い出深いのが鳥の糞の言い伝えだ。鳥の糞が頭にかかると幸運を授かるという。

当時はそれがラッキーな意味だと知らず、後から知って、やはりあれはラッキーだったのか?とたまに考えてしまう出来事があった。


それはずっと若い頃に友達と2人でロンドンへ行った時の話。
2人共ほとんど英語も話せないが、若さとバカさと無謀さがあった頃のこと。

その日はロンドンから違う所へ移動するのに夕方に空港へ行かなければならなかったが、その時間までだいぶ時間があったのでロンドン町内で最後の買い物をしようと外に出た途端に鳩が私のすぐ頭上を通り過ぎて行った際になにかが頭に落ちて来た嫌な感触があった。

友人に、ねぇなんか頭に付いてない?と恐る恐る見てもらうとやはり予想通り鳥の糞が頭に付いていた。💩
私達は急いでデパートのトイレに入り糞を洗い流した。

ちょっと嫌な事があったが、正直私達の旅にはいつもトラブルがつきものだったので^_^;  またか、と思って買い物をした。
お互い良いものを見つけてそんな事があった事なんて忘れてしまっていた。

そして飛行機の事も完全に忘れていたのだった。

どちらが先だったか忘れてたが、はっと思い出して時計を見ると飛行機の飛び立つ1時間前だった。
そしてロンドンから飛行場までは電車で1時間かかる所にあった。

私たちは完全に焦った。((((;゚Д゚)))))))

万が一電車が間にあっても着くのは飛行機が飛び立つ時間だから乗れない確率のが高過ぎる。
それに私たちは英語が話せないのでこの状況を説明する事も出来ない。
タクシーも考えて一応タクシーの運ちゃんにしどろもどろに聞いたが、タクシーでも1時間はかかるようだった。

とにかく私たちにできる事はただ電車に乗って飛行場へ向かうことだった。

しかし私はこの時、なぜか大丈夫という思いがあった。
というのも、私たちの旅にはいつも凄い嫌な事が起こる。そしてその後にはとてもラッキーな事が起こる、悪い事の後には必ず良い事がある法則というのが付いて回っていたのだった。

そして私はその事をなぜか強く信じていた。

だからと言って必ずそれが起こると言う確信はない。

とにかく私たちは急いで電車に飛び乗ると、背後で私の名を呼ぶ友人の声がして振り返った。
すると友人は電車の閉まるドアに挟まれていたのだった。

普通なら電車のドアはそこで開くと思う所だが、外国の電車は違うのだろうか?友人はそのままドアに挟まれたまま身動きがとれないでいた。

なんでー😱⁈
と2人で思っていると周りの外国の人達がやってきて、みんなでドアを左右に引っ張ってくれて、やっとドアが少し開いて友人は素早く中に入るとドアはすぐにバタンとしまった。
(ちなみに友人は他の旅でもよく電車でトラブルが起きる。改札が友人のだけ開かなかったり、チケットが買えなかったり^_^;)


なんでこんなに不幸が続くの😭と思いながらも私は心の奥では、なにか益々、飛行機の問題が良いように解決されるような予感みたいなものを感じていた。

それにどんなに心で焦った所で電車の着く時間は決まっている。
電車が着いたら急いで走るために、そして着いてなんて英語で説明すればいいのだろうかと考えていた。


そして電車が飛行場の駅に着くと我々は急いで飛び出した。
そして受付に行ってまずは自分らの航空チケットを出し、そしてなんて英語で説明しようかと戸惑っていると、
向こうからゆっくりとした英語で、
私たちの乗ろうとしていた飛行機はトラブルがあってまだ出発をしていないと告げられた。

それにまだ点検に1時間かかるのでと空港内で買い物が出来る券をくれたのだった。

今にして思うと海外の飛行機はよく遅れるらしいが、その後の旅行でも飛行機が遅れたからと言って買い物券を貰った事はない。
それにその後何度かロンドンで飛行機に乗った事があったが1時間以上も遅れた事はなかった。

とにかく、これは鳩の糞の幸運によるものだったのかな?とたまに考えてしまう🤔


☝︎過去記事より