美女と野獣
昼間に温泉へ行って夜に美女と野獣の映画を観に行った。
露天風呂に入りながらぼ〜っと空を見上げていたら雲がなんだか怖い顔に見えてきた。
やだ…と思っていたら、すぐその横に今度は犬や狼みたいな形の雲が、その怖い顔の雲を追っかけているように見えてきた。
すると同時にどっからか犬の声が聞こえてきた。
私は悪魔みたいな形の雲を犬の雲が追っ払ってくれたんだな、と感じた。
その雲が消えても雲の形が面白かったのでずっと見ていた。
すると今度は馬のような形の雲の上に羽根の生えた人の形が見えた。
馬の上に天使が乗っかってるみたいだな、と思った。
それを見ながら昔の人もこうやって雲から絵の着想していた人がいたかもしれないなあ、なんて考えていた。
そして夜に映画を観に行った。
美女と野獣のアニメは大好きだったので楽しみであった。
はじめの方はどうもハリポタを観ている気分にしかならなくて、中々内容に入っていけなかったが中盤になってやっと楽しめるようになった。
実写版にはアニメにはない要素もチラホラとあった。
その中でアニメにはないセリフが気になった。
ベルが自分の為に怪我をした野獣を看病している横でつぶやくように言ったセリフ
「愛は目で見るものではない、心で見るのも。だからキューピッドには目が付いていないの」
と言うものだった。シェークスピアの作品に書かれているようだ。
私はツイン現象が起きた頃からプシュケとエロスの話が気になっていた。
しかしキューピッド(=エロス)が盲目だとは知らなかった。
それで気になってキューピッドについて調べてみた。
一般に恋は盲目というがLove is blind、これはLOVEを本当はエロスの事を言っているのを恋と誤解して訳してしまったと書かれていた。
それからエロスとプシュケの事を見ていたら、黄金のロバという話があった。ローマ時代の小説らしい。
この話の中でエロスとプシュケの話が出てくるようであった。
それでふと、昼間見た雲の事を思い出した。
馬の上に乗っかってる天使の雲、あれは馬じゃなくてロバだったんじゃないかしら?と。
それともベルの父が森で迷い狼に追われて野獣の城に入る事から話は始まる。
その後にベルが馬に乗って父を助けにやってくる。
野獣にとってベルはまさに天使のような存在に違いない。
なんだか昼間の雲と繋がっているような気がしてしまう。
映画のエンディングのセリーヌディオンの歌もとても感動した。
「私達が手離してはいけないもの、それは愛」
ところで映画を観る2日前にコンビニで手塚治虫の火の鳥、太陽編と言うのを買って読んだばかりだった。
その表紙に「永遠に生き続けるもの、それは愛!」
と書いてある。
火の鳥を読んだのはこれが初めてだった。
他にも火の鳥シリーズがあるようだが、これが1番最後に描かれたもののようだ。
これは過去に愛を誓いあったが結ばれなかった2人が生まれ変わり最後に結ばれて人間界から抜け出るという話だ。
なにかアセンションやツインソウルを表しているような気がした。